香川県丸亀市出身。丸亀製麺で有名な丸亀である。ただし丸亀製麺は丸亀にはない。乳児の頃の記憶は全くなく、幼稚園に入るちょっと前の出来事が最も古い記憶。ちなみにその記憶とは、「同じ団地に住んでいた年上の子の靴を草むらに隠して怒られる」というものである。幼稚園はキリスト教系列で、幼稚園の中に懺悔の間というのがあって、理由は不明だがよくそこで正座をさせられていた記憶がある。年長さんのときに虎の絵を描かないといけなくて、難しすぎて泣きそうになったことも覚えている。最終的に虎の絵を描けたのかどうかは記憶が定かでない。恐らく描けてないので、これが人生における記念すべき最初の挫折かもしれない。
小学校は国立で、指定ランドセルの色が茶色であったが、自分では黒色だと思っていた。小学6年までに様々の習い事を経験。記憶の範囲で、絵画、器械体操、ピアノ、野球、水泳、書道、公文式。確か、土曜日は一日に3つ習い事が重なっていて、非常に疲れた。「ブラックバイト」ならぬ「ブラック習い事」である。小学校5年生で、親の仕事の都合で愛知県名古屋市に引っ越す。そして転校先の小学校では、周りが皆ランドセルが黒色であったため、初めて自分のランドセルが茶色であることを認識する。「黒って黒いんだな」という名言を残した。また香川県の同級生では、50m走6.9秒くらいが最速だったが、愛知県には6秒前半のやつがいて、世界が広いことを知る。
中学はエスカレータ式でそのまま国立中学に入学する。野球部に入部することを決めていたものの、漫画の読みすぎで、弱小野球部を遅れてやってきたヒーローが救うストーリーを勝手に考えて、自分がそのヒーローになることを決意。まず卓球部に仮入部する。しかし先輩に教えてもらったラケットの振り方がどうしても馴染まず、このままでは野球部に入部した後のバッティングに支障をきたすとの判断から正式入部しないことにする。結局パソコン部に入部。一年間、PCゲームに没頭した後、2年生から満を持して野球部に入部し、一旦レギュラーになる。ところが、ある日、外野ノックの最中に、チームメイトがボールを後ろに逸らし、校庭の茂みの中にボールを取りにいった結果、ユニフォームをくっつき虫だらけにして帰ってきた姿を見て、必死に笑いを堪えていたら、遠目からの監督には何かふざけていると思われたのか、めちゃくちゃ怒られ、それ以降レギュラーを外されそのまま引退までベンチで過ごす。世の中には理不尽なことがあるのだと、社会の厳しさを知る。その後さらに、内申点という名のモンスターにボコボコにされ、高校受験を挫折する。挫折しながらも、何とか仏教系の男子高に入学する。
仏教系の高校では、座禅を組む授業があるのだが、自分の足の構造では座禅が組めないことを知る。また機械体操部に入部していたが、どんなに足を真っすぐに伸ばしていても、「ちゃんと足を伸ばせ」と指導されるのでおかしいなと思っていたら、どうやら足を真っすぐ伸ばしていても、膝が曲がっているように見える構造の足の持ち主であったようだ。これと座禅が組めないことの因果関係は不明。なおプライベートでは、ひたすらサイコロを振りまくるオリジナルゲームを開発して一人で楽しんでいた。当時のルールを忘れてしまった上に、誰にもそのゲームの存在を伝えていなかったため、再現不能の幻のゲームに。大学受験は、模試を受けるたびに合格判定が悪化していくので、浪人を覚悟したが、奇跡的に現役合格。人生一度は、日本で一番栄えているところで生きてみたいという想いを実現し、東京の大学生となる。